2009年10月22日

わかりやすく伝えるということ

 10月15日、第5回のリーマンインテリジェンスの勉強会が開かれ、またまたおじゃまさせていただきました。

今回のテーマは「伝える技術が人生を豊かにする。プレゼン力の腕試し」ということで、人に奨めたい本を持ち時間4分で紹介するというものでした。

私は、なんにもなしにしゃべるのは無理なので、4分なら約1000字弱くらいかなと原稿を書いてましたが、やはり時間オーバーになってしまいました。

非常に緊張もするし、人前でしゃべるのはやっぱ難しいですね〜。


           
で、私が持っていったのがコレ ↓

ひらがな.jpg



 難しいことを難しく語るのは簡単ですが、難しいことをわかりやすく解説してるのが『橋本治 ひらがな日本美術史全7巻』。

 1995年〜2007年に刊行、 約13年間にわたって執筆されたました。

古代埴輪から昭和の東京オリンピックのポスターまで日本画、洋画、絵巻物、仏像、彫刻、工芸品、建築など、その昔、小中学校の教科書で見て「これの何がいいの?」とか「こんなんのどこが国宝?」[なんかへんなんちゃうん?」とか思った様々な美術品について、筆者の橋本治さんがその作品を「いい」「これ好き」と思ったわけを、難しい言葉ではなく、わかりやすく、すなわち『ひらがな』で、その時代背景、作者の生い立ち、他の同時代の作品との関連性、宗教性などふまえて、なんでどこが、どのように「いい」のか「好き」なのかをちゃんと解説してくれてる美術評論本、というよりはヴィジュアルで語る日本史の本です。


 橋本治さんは、わかりさすさにこだわった人だと思います。
 特に古典の現代語訳については、<キャリアウーマンが女子高生言葉で語る枕草子>やら、<出世コースに乗り損なってちょっと世をすねちゃたけども、すいも甘いもかみしめたオヤジが語る徒然草>とか、国文学者が見たら怒りそうなくらいわかりやすい現代語訳本を出されてす。

(ふつう現代語訳といえど、わかりにくいです)


 わかりやすいとは、想像の翼をひろげ易くすることとも言えます。

そうすると、一万光年くらい離れてると感じられていた国宝との距離が、ぐっと身近に思えるようにもなるかも知れません。

それは、やはり、楽しく心豊かになることではないでしょうか。

 難しいことをわかりやすく語るという仕事の集大成が、この『ひらがな日本美術史』ではないかと思います。



人生をわかりやすく…阪井忍調査事務所
posted by スタッU at 00:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 独断おすすめ書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わかりやすさ・・・
スタッフさんのプレゼンを聞いていて、とても大事なことを痛感しました。
難しく言うことは簡単ですが、”わかりやすく”言うことは、ほんと難しいですもんね。
ボクにまた新たな課題ができました!
ありがとうございます^^
Posted by リックルハング at 2009年10月22日 06:51
こんにちは

難しいことを誰もが理解しやすいように話せる人ってすごいなと思います。

人に伝える技術って奥深いですねー。

ではまた!!
Posted by SON at 2009年10月22日 19:40
>リックルハング様

先日のリックルさんの『プレゼンミニセミナー』は、プレゼンを論理的に解説されていてとても参考になりました。

ありがとうございました!
Posted by スタッフU at 2009年10月22日 22:05
>SON様

この前のFX講師の時の話っぷりといい、今回も内面の緊張感などオクビにも出さず、一番手でのプレゼン、お見事でしたよ〜

すでに次回の予定も入っているとか。

自然体の持ち味、発揮してください〜!

Posted by スタッフU at 2009年10月22日 22:12
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